研修医制度の穴

医歯薬分野では、研修が必須です。
医学生や歯科学生、薬学生は学生であるので、人に直接医療行為は出来ません。
ですので医師や歯科医、薬剤師になってから初めて学ぶことも多いのです。
特に医師と歯科医は研修期間が必須であり、医師は2年以上、歯科医は1年以上というのが法律で決まっています。
また、薬学生も5年生に進級出来るとその年に調剤薬局などで長期的に研修、実習を受けることになっています。
その際白衣授与式を大学で行い、自身の白衣を授与されることになっています。
このような式で、薬剤師になるという決意や意識が高まるのだそうです。
そして医師の研修ですが、これはマッチング制度で決まります。
学生側と病院側がそれぞれ希望し合い、それが第一希望から数えてマッチングした同士で研修を行うという制度です。
この研修医制度が始まったのは比較的最近のことで、それまでは研修医という名で病院側が雑務や当直ばかりさせ、それでいて低報酬で雇うというのが蔓延していたからです。
研修医ですから当然勉強もしなければなりませんが、生活もあるので最低限は稼がなくてはなりません。
しかし明確な法がなかったので研修医を酷使するという状態が続き、ついには研修医過労死事件が起きてようやく法が成立しました。
このおかげでそれまで200万円前後だった研修医の年収が400万円以上に上がりました。
そうして今、新たな問題がはっせいしています。
マッチング制度で学生が希望する病院に偏りがあるので、地方の病院に研修医が来ないで医師不足になるということです。
これらの問題も考えていかないと、特に地方の医師不足はますます深刻化していってしまうでしょう。

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